食事だけで血圧を下げる方法とは?

高血圧に特化したストレッチ法とは?

 

 

●過剰な水分補給の神話

 
スポーツの発汗時や、下痢や、炎天下の作業時には、
沢山の水分の補給が大切なのは、言うまでもありません。
 
人間という動物は、普通、一日2リットル程度の水分を
体外から摂取する必要がありますし、
体重のたった5パーセントの水分を失うだけで、
深刻な脱水症状に襲われてしまいます。
 
ですので、水分の取り過ぎは、実は高血圧には良くない、という
イメージを持っている方は、かなり少ないと思います。
 
健康系のテレビ番組などでは、
水を沢山飲めば、あなたのドロドロ血液がサラサラに・・・・
といったトピックが昔から蔓延しています。
 
もちろん、水分は人間の生存の根源であることは確かです。
しかし、必要以上に過剰に水分を摂取したからといって
より健康な身体になるかというと、そんな事は全くありません。
 
実は、水を沢山飲めば、あなたの血液はサラサラに・・・・?
これは、全く根拠の無い話しなのです。
 
必要以上の水分の摂取は、高血圧症はもとより、
腎臓病にも、心臓病にも、むしろ危険な要因として働いてしまいます。

 
前述した、塩分と水分の関係と同じ事なのです。
 
塩分の成分は、ナトリウムと言われるものです。
ナトリウムが体内に多く蓄積されると、
身体と脳は、ナトリウムの体内濃度を一定に保とうとし、
その結果、体内に水分を必要以上に溜め込むようになります。
 
そうなると、あなたの心臓は、
体内に過剰に蓄積された水分を、尿として体外に排出しようと
血管を使って腎臓に水分を大量に送り込む動作をします。
これによって血管内の負担が増え。血圧を高くしてしまいます。
 
この理屈と同じ事が、
沢山の水を飲むことによっても起きてしまいます。
体内に過剰に蓄積された水分の排除の為に、あなたの脳と心臓は
普段よりも血液の量を増やそうとします。
これによっても、血圧が高くなってしまいます。
 
ほとんどの方は、「な〜んとなく、水は沢山飲んだ方がいい」と
思われていると思います。
もちろん、必要がある時には、水分の補給は必須です。
 
必要がある時、とは、あなたが「水を飲みたい」と感じた時です。
「喉が渇いたな〜」と感じた時が、水分を必要としている時です。
こういう時に、水を我慢する必要は全くありません。
 
ただ、血液がサラサラになりそうだ、とか、
水さえ飲んでいれば、とか、
自分の自然の欲求意外で、無理をして、意思とは関係なく
水分を取る必要性は、生理的にも全くありません。
 
高血圧症の方だけではなく、心臓病や腎臓病の方も、
全く同じ理由、臓器に負担がかかる理由から、
水分の取りすぎには、充分注意する必要があります。
過剰な水分摂取が、逆に高血圧を悪化する結果になったりします。
 
高血圧症の方の水分摂取量は、必ず医師に相談しましょう。

 

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